多発する大型地震や耐震偽装事件の影響からなのか、「耐震」とか「構造計算」とか、ちらほら聞くようになったけど…実際のところ分からないことだらけ。一般的な建築の基準ってどうなっているのだろう?
最近、地震がこわいから地震対策もしっかりしておきたい…。梁を強くしておけばOK?
巨大地震が相次ぐ昨今、地震対策が再認識されていますね。でも材料を強くするだけでは地震対策としては足りません。例えば、柱の位置をどこにするのか、何本入れるのか、など、家の骨組みのバランスもとっても大切なのです。
実は!「構造計算」って、必ずやっていると思っていませんか?
家の骨組みのバランスや強さを確認するのが「構造計算」。しかし法律上、実は2階建の木の家は義務づけがありません!
木材の質も、大工さんの技術も、建築条件も家ごとにバラバラなのに、建築基準法では、2階建以下の木の家については、簡易的な構造チェックの義務しか定めていません。
つまり、法律を守っただけで、「構造計算」をせずに建てられた家が、実はたくさんあるのです。
なるほど。構造計算って言葉、聞いたことあるな。でも、構造計算ってどういうもの?
一棟一棟、家の大きさも間取りも、そして使う材料もそれぞれ違うので、簡易的な構造チェックだけでは不安が残ります。そこで、骨組みのバランスが取れて、強さが保たれているかを一棟ごとに確認します。
一棟一棟コンピューターで災害シミュレーション
自動車も売る前に衝撃テストをしますよね。それと同じ。ただ、家の場合は自動車と違って、一棟一棟同じ間取りのものがないので、テストのしようがありません。そこで、コンピューター上で一棟ごとに災害シミュレーションをしてテストするのです。
構造計算って、いったい、どんなところをチェックしているの?
地震や強風などで家がゆれた場合。降雪により雪の重さが加わった場合。どんな所に、どんな力が加わるのか、細部にわたってチェックしています。また風が強い地域や、豪雪地など地域性も加味してチェックします。
8カテゴリー、全388項目をチェック!
法律(建築基準法)に沿った通常の木の家を建てる時にはチェックされない多くの項目も、テクノストラクチャーではしっかりチェック!
テクノストラクチャーの構造計算はまさに「人間ドック」!
※ここでいう「法律」とは「建築基準法」をいいます。